top of page
デンマーク、街の声を聞く
その街に来て、翌日から、朝早く起きて散歩するのが日課だった。初冬のデンマークでは、日の出は七時過ぎ。まだ夜のまま暗い街は、灯を点したショーウィンドウが浮かびあがっていた。まだ、明らかに夜の顔をしていた。
31番地。家の扉の番地には表情があり、それぞれの家で、たまたま授かった数字に、家ごとに、独自の飾り文字をあしらうところには、愛着を感じる。
面白いデザインのサインを探しながら散歩するうち、また、ここへ戻ってきてしまった。
Numbers riddle in Town
- Denmark in Jan
知らない土地に来たとき、匂いを嗅いでみる。耳をすませてみる。風は吹いているか、空気は寡黙か、おしゃべりか。
森のなかへ
bottom of page