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COluMN #06

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COLUMN #06

山のなかのひそやかな恐怖

連休中の話。怖くて投稿できませんでした。

※ ※ ※

五月六日、二泊三日のテント山行も無事完了。今回は、コースでいろいろシシミュレーションに時間をかけて、混んでいたときのコース変更なども万全っぽかった。

不協和音の感じられたのは昨夜、夜中零時過ぎにトイレに起きたときのことである。

もう、夜中のトイレで怖いということはないけれど、トイレから帰えったとき、テントのなかで、自分がふりかえり、
「寒くなかった?」
なんて訊かれたら、気絶するだろうなと、テントの入り口を開けるときに気づいてしまった、やるせない不安を誰と話せばいいのか。
周りに誰も居ない、真っ暗ななか、入口の前で朝を待つわけにもゆかず、入口を開けるわけですが。
ドッペルゲンガーが自分に起こらなかったことに安堵しつつ、厄落としのような気持ちで、ここに書いています。ですから、決して起きませんようにと。

東京都・雲取山付近 2018年5月

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