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端っこに立つとき
崖っぷちとか川の上の橋の端っこに立つと、身につけているものを何か落としそうな気がして、身を堅くする。それはものごころついてからずっとのことだ。
高いところから何かを落とした経験があるのかもしれないけれど、そんな記憶はない。いったい、何を落としたんだろうか。暑くなって脱いだ手袋か、カバンにつけた御守りか、手に握ったライダースナックか。とんと、思い出せない。
はたまた、脚をつまんだ蛙か、しっぽをつかんだ鼠か、首根っこをつかんだ犬をか。そんな度胸はない。
ふと、かまきりが宙に浮かびながら、ぎざぎざの刃の鎌を所在なく構えながら、ゆっくりと落ちていくさまが思い浮かぶ。でも、かまきりを崖から落としたわけでもない。
2018年1月
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